2009.11/27 [Fri]
出雲の旅 2.「神迎祭・神在祭」

旧暦の十月は「神無月」と呼ばれますが、出雲では「神在月」といわれ、
出雲大社へ全国から「八百万の神々」がお集まりになります。
今年は11月26日(旧暦10月10日)、夜にご到着になられて、
もろもろのおはかりごとのために7日間ご滞在になられます。

「稲佐の浜」で「神迎神事」が執り行われました。
真っ暗な海辺にかがり火を焚いて、神事が進められます。
そして「稲佐の浜」から約1Kmの所にある「出雲大社」へ向かわれます。
たくさんの人が大移動・・
私達は出雲大社に先に到着して、神々をお迎えします。
大勢の人でざわついていた大社内
灯りが消え、出雲大社へいよいよ神々がご到着です。
大社内は静まり返り、皆、頭を垂れ、緊張が走ります。
神官様の「うおお~」という声が響き、
中央に敷かれた白い布の上を通られご到着されました。
そしてまた「祝詞」が響き
神事が進められます
粛々と、
ただただ、粛々と神事は続きます
灯りが灯り、ざわつく大社内にもかかわらず・・



「神々の国、日本」という本を読み
「神話に発端する神々が、日本列島各地に神社として祀られ、
各地域の人々により手厚く祭られている」
「何千年もの間にわたり、一生懸命守られてきている」ということを知り、
そんな中、
今年は伊勢神宮「神嘗祭神事」や地元の江島若宮八幡宮「秋祭典」、
氏神様の春日神社「新嘗祭」そして今回の出雲大社「神在祭神事」、
ほんの一部ですが、神事を間近に拝見して
宮司様はじめ、お守りいただく方々の
使命感のようなものまでを観じずにはいられませんでした。
私達日本人は、このような文化の中で生活をしています。
神社という場所があり、
手を合わせる存在があるということ
そして、
心改める時を得ることのできる幸せに気づかせて頂きました。
感謝致します。




朝早くから多くの人で賑あう出雲大社、
すると境内を清めるかのように、
一羽の白い鳩を中心にたくさんの鳩がくるくると境内を舞います。
不思議と鳩が大社の屋根の上に落ち着いたら、神事が始まりました。。
少しひんやりとした境内に「祝詞」が響き
太鼓・笛・鈴の音に心が清められます。
神事の後、宮司さんより
今日は特別に
「出雲大社御本殿大屋根特別拝観」をさせていただけるという説明を受けました。

現在御本殿は、60年に一度の「平成の大遷宮」御修造工事中で、
御本殿の大屋根、面積180坪もある「檜皮の葺き替え」工事が行われているということで、
なんと、高さ24Mの所にある、
「檜皮葺きの大屋根」を間近で拝観させて頂いてきました。
*建て替えをするのは伊勢神宮だけで、
出雲大社は修造工事で、建物自体は造営時よりそのままと知り、
何百年経っても生き続ける御柱の生命力と匠の技に感動致しました。
御遷宮奉賛をさせていただき、
「出雲大社」のお参りを無事終えさせて頂きました。
ありがとうございます。
そして、
「出雲大社」を後にして
ふらふら歩いて行くと
・・つづく「出雲の旅 3」
*詳しくはマナハウスまでお問い合わせください。